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身体と反射区


身体と反射区の関係について

身体に不調が生じると相関する部位に変化が現れます。
変化は基本的に全身の各部位に現われ、特にその中でも特に現れやすいところとしては顔、手、足などです。

  1. 視覚的なものとして
    腫れ、ひけ(くぼみ)、発疹、しびれ、こわばり、皮膚の発赤(赤み)や発白(血のひき、白み)、白斑、ホクロ、クマ、血管の腫れ、皮下出血、皮膚の乾燥や局部的な発汗
  2. 触診的なものとして
    触痛、圧痛、こり、しこり、結節、筋索(すじばったこり)、筋肉の痩退やくぼみ、局部的な発熱や冷え、痛みの強度に比例して不調の度合いは強いものと判断されます。

これら反応の現れた部分や周辺に対し、マッサージや指圧を加えますと相関する臓器、器官、細胞組織等に改善への刺激となります。


何故、手と足の指は5本?


人間の手と足の指は何故、五本なのでしょうか?

身体の「自己相似性」について
人の手と足はその人の身体状態を表すものであるからです。
人の身体は体幹(胴体)に両手、両足そして頭があるわけですが、左手を例に話をしますと親指は右足を、人差し指は右腕を、中指は頭部を、薬指は左腕を、小指は左腕を、手の平は身体前面と内臓諸器官を、手の甲は身体の背部と骨格を意味し身体全体の構造を現しています。

身体と身体各部の相関性
 身体不調がある時には手や足の相当する個所に不調の程度に相応する反応が起こります。
現れた反応の場所と強さにより不調の原因が内臓の働きに関係が有るのか否か、その不調程度の強さを判別する事ができます。
更に、手または足に現れた反応部を心地良い程度に刺激しますと身体不調の改善を促進します。
身体と身体を構成する部分との相関性は手足に限らず、胴体や顔、耳においても確認できます。
これらの身体と身体各部分との相関性は樹木の成長や老化の過程にそのヒントを見出すことができます。

 大地に落ちた一粒の樹木の種子は発芽した後、新芽が生じて枝分かれします。
枝分かれしたそれぞれの枝からも枝分かれし、その枝分かれした枝からもまた枝分かれし、その枝から・・・・と繰り返され、やがてりっぱな樹木へと成長を続けます。
目に見えない大地の下でも樹木の成長に相応する根を伸ばしています。
そして、地上の樹木と地下の根との間には相関性があり、根に異常があれば葉や枝にもその影響が及び、成長が遅くなり、葉や枝の健康が損なわれたり枯れたりします。
逆に樹木への日照が不十分であったり、環境の悪化などがあれば葉や枝の健康は損なわれ、それは根にも影響し大地からの水や栄養の吸収が停滞し、樹木全体の成長も停滞し、やがては木そのものが枯れてしまいます。

 一見、不規則で複雑な樹木の成長がほぼ、同じパターンの繰り返しによって構成されており、見える部分と見えない部分が緻密に関係しあっている事が判ります。

何故、このように身体と各部が関連しているのかは現時点では明確な答えを持ちませんが、基本となる身体構築がDNA情報を出発点とするフラクタル構造となっているからだろうと推測する事はできます。

 フラクタルとは、特徴的な長さを持たないような図形や構造、現象などの総称であるというのがフラクタルの定義のようですが、そのフラクタルの最も重要な特徴は、”自己相似性”と呼ばれる性質があることです。
これは、ある物体をどんなに細かく分割してみても、もとの形と同じものが現れる。または、一部分を拡大しても全体と複雑さが変わらないという注目すべき不変性を持っている。このような自己相似性を有していることが、自然界におけるフラクタルの本質的な性質です。
どうやら、人体においてもこのフラクタル理論が当てはまるようです。


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