【症状】
全身の機能低下による筋肉の脱力や体温の変動、頻脈、動悸、多汗、手足のふるえ、全身の倦怠感、体重減少、多食、月経異常、微熱、精神不安、不整脈、低カリウム血症や血中カルシウム量の変動による手足の筋力低下、麻痺など。
他覚症状としては甲状腺の腫れや浮腫、眼球の突出など。
【原因】
甲状腺ホルモンが過剰に産生されることでおこる。
原因となる病気としてバセドウ病、ホルモン産生甲状腺腫瘍(プランマー病)、甲状腺刺激ホルモン産生腫瘍、慢性または亜急性の甲状腺炎等とされています。
他に甲状腺ホルモン剤の過剰摂取(一部のダイエット食品やダイエット薬)によるものや下垂体の異常による発症もあります。
【治療】
- 抗甲状腺薬の服用
服用後1〜2週間の初期に副作用として発疹、咽喉痛、発熱等が現われた場合は以降、抗甲状腺薬は使えません。継続して服用しますと白血球減少症がおこり感染症への抵抗力が低下します。
これらの副作用が認められない場合に限り長期に服用が可能です。
- 放射性ヨードの服用
甲状腺はヨードを材料にホルモンを産生していますので放射性ヨードを取り込ませて甲状腺を破壊するものです。
一回の服用で確実に亢進症は治りますが、将来、甲状腺機能低下症になる可能性があり、服用量の見極めが重要です。
- 外科的切除療法
必要な甲状腺の働きを損なわぬように残しながら過剰にホルモンを作らぬように切除する治療法です。切除する部分と量の見極めが重要で適切なときには完治しますが、不十分であれば再発し、過剰であれば甲状腺機能低下症となります。
|