腎不全(透析療法と遠赤外線療法)
慢性腎炎、ネフローゼ、高血圧による腎不全、糖尿病による腎障害など原因は何であれ、両側性の腎疾患が進行すると、徐々に腎不全に陥り、放置しておくと尿毒症となります。
そして、すべての内科的腎臓病の終着駅は慢性腎不全です。
慢性腎不全は不可逆性の病気で進行することはあっても、ほとんど、回復することはありません。
透析療法が確立されていなかった頃ではそのまま死を意味する病気でしたが現在は医学、技術、システムなどの発達により慢性腎不全の患者さんも社会人の一員として活躍できるまでになりました。
しかし、透析システムにより人為的に排泄できる血液中の老廃物、尿毒性物質には限りがあり、健康人の常態までは排泄しきれないのが実情です。
永い透析療法の年月の過程に身体の諸器官、細胞などに老廃物や尿毒性物質などが沈着または残留し、死には至らないまでも、常に尿毒症の症状が自覚的にも他覚的にも認められます。
したがって、それらの症状をなくする、あるいは軽減するために患者さん自身が日頃の食事や水分の節制を心掛ける事が大切です。
更には積極的に第二の腎臓である汗腺を旺盛に機能させることです。
発汗作用により余剰した水分、塩分、カリウム、尿毒性物質、老廃物などを排泄させることができ健康人の常態まで近づけることが可能となります。
一般に発汗作用を促す方法として3つの方法があります。
- 運動による発汗
腎不全の患者さんにとっては尿毒性物質を増やしてしまうデメリットがあり、不適当。
- サウナによる発汗
空気温度95〜120℃という高温空気の中へ入浴することは心臓、血圧、気管支、 皮膚、肺に負担をかけるため悪影響の心配がある。
- 遠赤外線による発汗
心臓、血圧、気管支、肺、皮膚に負担をかけずに発汗させることが可能。
これらの発汗方法の中で最も有効かつ安全なのは3の遠赤外線による発汗です。
気持ちの良い温度と無理のない時間(10〜25分)で使用し、ドライウェイトを考慮しながら発汗量に相当する水を飲むようにする。
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