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その他の症例一覧

低血圧について

【症状】
全身または手足の冷え、貧血、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、頻脈、疲労が取れない等

【原因】
慢性的な造血作用の低下による血液の不足や血液組成のアンバランス、または臓器内出血などにより血液が不足して陥る。詳しくは下記のとうりです。
1.「造血作用の低下による低血圧症」
食事を取ることにより栄養が胃腸で消化吸収され骨、肝臓、脾臓で血液が造られるのですが、この過程で起こる低血圧症の原因は
・食欲の低下や食事の偏りによる栄養の不足(鉄分・カルシウム)
・胃腸の消化、吸収力が低下している
・骨、肝臓、脾臓などに造血能力の低下
2.「臓器内の出血による低血圧症」
・胃腸の潰瘍、痔疾、生理異常、子宮筋腫等の病変による臓器内出血があるために慢性的な血液不足に陥り、低血圧症となる。
3.「ホルモンの異常」
・甲状腺ホルモンやアドレナリン、副腎皮質ホルモンなどの分泌の不調による心拍圧の低下や血管の弛緩により低血圧症となる

【遠赤療法】
1.「造血作用の低下による低血圧症」
遠赤療法は胃腸の働きを活発にしますので造血に必要な栄養の吸収力を高めます。
特に鉄分、カルシウムの吸収が旺盛になりますので骨と肝臓での造血能力が高くなります。同時に基礎体力の向上に必要なタンパク質や糖質、脂質の吸収も良くなり肝臓の働きが徐々に回復し、血液のバランスが整い総合的に貧血はなくなってゆき、低血圧症は改善されます。
2.「臓器内の出血による低血圧症」
遠赤療法は胃腸の潰瘍、痔疾、子宮筋腫、生理異常のある臓器の働きを、回復させますので出血は減少して行き、造血作用が不足分に追いつき、やがて低血圧症は改善されて行きます。
過度に肥大化した子宮筋腫や様々なガンについては、いかに遠赤療法をもってしても十分な結果を得ることはできませんので、状況に応じて医師の外科療法を受ける必要があります。術後に療養と再発防止をかねて遠赤療法を行うと良いでしょう。
3.「ホルモンの異常」
・遠赤療法は内分泌を活発にしますのでホルモンのバランスはやがて整います。

全身浴の入療温度は60℃以上の高温を避けて、心地よい範囲で時間を長めにしてください。
耳介療法で消化器や肝臓、骨髄、血管そして心臓を刺激する事で造血作用や心圧が高まります。
遠赤外線療法との併用は相乗効果があり、改善を促進します。


高血圧症について

【症状】
最高血圧120~129/最低血圧80~84を正常値として、これらよりも高い状態を高血圧、低い状態を低血圧とされます。
血圧が高くなりますと頭痛、めまい、目の充血、眼底出血、耳鳴り、頚のこり、胸部圧迫感、心臓肥大などの様々な症状が現れます。

【原因】
高血圧症の原因は数多くあるために此処に書き尽くすことはできませんが、概要を記述しますと下記のとうりです。
身体は内臓諸器官の働きが正常に機能してこそ健康が維持されるのですが、それら内臓諸器官の働きを支えているのが血液です。
何らかの原因で内臓諸器官のいづれかに必要とする血液(栄養)が不足した場合、その臓器の機能が衰えたり、細胞が壊死してしまい最悪の場合、死亡してしまう事となります。
しかし、実際に血液が不足しがちになりますと、心臓が血液を送り出す圧力を上げて必要とする血流を確保して臓器の機能を維持サポートします。
この時、心臓の圧力が上昇した状態(高血圧)であっても、正常な高血圧状態であり、やがて、必要とする栄養が満たされると心臓の圧力は下がり平常の圧力となります。
ところが常に心臓の圧力を高めていなければ、いづれかの臓器、器官に必要とする栄養(血液)が不足してしまう状態が高血圧症なのです。
医療施設での検査で高血圧症の原因が特定できるのは既に発症している動脈硬化症、腎臓病、肝臓病、糖尿病などであり高血圧症患者全体の1~2割程度です。
残りの8~9割は原因が判明しないので本態性高血圧症と呼ばれます。
原因が判明しなくても身体の何処かに血液の流れが不足しているためであるのは明白です。
高血圧状態が持続してしまうのはいづれかの臓器を旺盛に働かせる必要があるためなのか、または弱ってしまった臓器の働きを回復させるためなのか、或いは全身的な血管の硬化や狭塞が血流を阻害しているからなのか、はては神経の興奮による血管収縮や過剰なアドレナリンの分泌のためなのかは確認することは出来なくても必ず働きの乱れが原因として存在します。

【遠赤療法】
遠赤外線療法を行いますと神経や血管の緊張が緩和されて血流がスムースになりますので、即効的に血圧は下がります。また、同時に血管を丈夫にします。
栄養が不足しがちであった臓器にも血液が到達しますので臓器の働きも回復してゆきます。
心臓の負担も軽減して心臓の不調を予防します。
根気よく遠赤療法を続けますと、やがて高血圧症の原因であった臓器等の乱れは整いますので高血圧症は改善されます。
耳介療法を併用しますと即効的に身体の不快症状を改善します。また、高血圧の原因が明確な場合には耳経穴を介して原因を取り除く事ができます。


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