1. HOME
  2. その他の症例

その他の症例一覧

痛風について

【症状】
多くの場合、足指のつけ根や足首、膝などの関節が赤く腫れてきて、ほんのわずかな刺激でも激痛が起こる。
痛みは通常は3~4日持続し、2週間ほどで一度おさまりますが、根本的な治療をしませんと再発を繰り返します。
下肢に限らず、普段より負担をかけている手指や手首、肘などの関節にも同様な症状が現れることもあります。
男性に多く発病し、女性の場合は高齢者に発病します。

【原因】
原因の概要は血中の尿酸値が高い状態のときに、関節に負担や損傷があるとその関節に尿酸が集まり許溶飽和点を越えると尿酸が結晶して激痛が起こります。
尿酸値が高くなる原因は高カロリーな食事習慣によるもの、糖尿病による合併症、腎炎や腎結石、腎臓機能低下、水の摂取不足などがあります。
尿酸値が高い状況のもとで打撲や捻挫、つき指により関節に炎症が起こりますと炎症を解消するためにリンパ液などの体液が集まってくるのですが、体液の尿酸含有量が高いため炎症を改善するどころか逆に患部に集まった尿酸が結晶して強い激痛となるのです。
特に関節に負担や損傷がなくても、尿酸値が高くなりますと体重の影響を多く受けている軸足の親指のつけ根に尿酸が結晶して発症します。
体重が多ければ足指の関節の負担は大きいはずですので足指の発症は早まります。

【遠赤療法】
遠赤外線療法は関節の結晶尿酸を溶解する。体液の循環を良くする。腎臓機能を高める。これら3つの効果により痛風は改善されます。
炎症部に遠赤外線を当てますとと体液の溶解飽和点(毒素を溶かす限界)が高まり、結晶尿酸を溶解し減少させます。この時、溶け出した尿酸を搬出するためにリンパ液が集まり一時的に腫れが起こりますが、溶けた尿酸はリンパ液や血液によって腎臓へ運ばれて積極的に瀘渦され尿として排泄されますので血中の尿酸値は正常に戻って行きます。
遠赤療法と平行して食生活において過食、肉食、脂肪の取り過ぎなどに注意する事は当然ですが、尿酸の溶解や排泄の効率を良くするために良質のお水を1日に体重の2.5~3%量を飲むようにして下さい。

耳介療法は痛風の痛みのほとんどを緩和します。また、尿酸値を低下させる経穴を用いることで遠赤外線療法との併用は改善効果を高める事ができます。


リウマチ

【症状】
筋肉や各関節にこわばりや腫れが起こり、やがて各関節の肥大や変形が顕著になる。慢性的な疼痛や激痛、関節機能不全により歩行、作業などの動作が困難になる。

【原因】 四つの原因が重複して起ります
1.「消化器系の不調」
消化器系が低下しますと栄養の吸収が不十分となり新しい細胞を作る能力が衰え、筋肉や骨、関節が老化した状態となります。
2.「ホルモンの不調」
肝臓や副腎の働きや子宮、卵巣の不調があるためにホルモンに乱れが生じます。ホルモン系のバランス、又は働きが低下しますとカルシウムの代謝が悪くなり骨や関節の劣化疲労が進みます。
3.「循環器の不調」
循環器系の乱れ(血行不良、低血圧、貧血等)により、新陳代謝に必要な栄養が全身へ供給されません。同時に各部分で生じる尿毒素や老廃物の回収や代謝が不充分となり滞留します。
4.「泌尿器系(腎臓 膀胱)の不調」
泌尿器に不調が有りますと尿毒素が十分に排泄されず、体内の尿酸が増加し疲労した関節、あるいは損傷(捻挫・打撲等)した関節に尿毒素が蓄積され炎症、変形を引き起こします。

【遠赤療法】
1.「消化器(胃腸)の働きを整え正常化します」
リウマチの方が特に必要とする栄養素はカルシウムとタンパク質です。遠赤療法は胃腸の働きを整え、必要とする栄養の消化吸収を高めて劣化疲労した筋肉細胞や関節組織の再生を促進して基礎体力を向上させます。
2.「ホルモンの分泌やバランスを整えます」
ホルモンの働きを改善し、カルシウムの新陳代謝を正常化します。肝臓の働きを正常化しホルモンバランスを整えます。女性の場合は子宮、卵巣の機能が回復し、女性ホルモンのバランスが整いますのでカルシウムの過剰な消耗がなくなり関節や骨の劣化が改善されます。
3.「全身の血液やリンパ液の流れを整え循環器系を改善します」
遠赤を浴びますと毛細血管が拡張し血行が改善します。血液の循環が改善される事により、リンパ腺へのリンパ液の循環も改善され、関節を含め隅々の細胞 まで必要とする栄養を供給します。同時に関節や細胞に蓄積された尿毒素や老廃物を肝臓や腎臓に運び解毒、排泄します。
4.「泌尿器系の働きを改善し蓄積された尿毒素を排泄する」
遠赤で汗腺を活発にし無理なく発汗することで蓄積された尿毒素を排泄しつつ腎臓、 膀胱の働きを回復させます。腎臓の働きが良くなるに従って、副腎皮質ホルモンの分泌が旺盛になり骨の劣化疲労や老化が抑制され、骨や関節が丈夫になって行きます。

痛みがある都度に入療しますが、体力低下を防ぐために無理に汗をかく必要はありません。
体力が充実するに従って発汗浴の回数をふやして行きます。
主として腎臓の働きを活発にする事を優先するため背中から腰を暖めた後、症状のある各関節を順に暖めますと関節の炎症物質(尿酸等)が代謝減少し痛みが緩和し、やがては改善が得られ、根気よく続ける事で確実に改善が得られます。
水の摂取量を体重の2~3%とし、尿毒素の排泄効率を良くするように心がけなければなりません。
耳介療法を併用しますと各部の疼痛を即効的に緩和します。


PAGE TOP