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リウマチ

【症状】
筋肉や各関節にこわばりや腫れが起こり、やがて各関節の肥大や変形が顕著になる。慢性的な疼痛や激痛、関節機能不全により歩行、作業などの動作が困難になる。

【原因】 四つの原因が重複して起ります
1.「消化器系の不調」
消化器系が低下しますと栄養の吸収が不十分となり新しい細胞を作る能力が衰え、筋肉や骨、関節が老化した状態となります。
2.「ホルモンの不調」
肝臓や副腎の働きや子宮、卵巣の不調があるためにホルモンに乱れが生じます。ホルモン系のバランス、又は働きが低下しますとカルシウムの代謝が悪くなり骨や関節の劣化疲労が進みます。
3.「循環器の不調」
循環器系の乱れ(血行不良、低血圧、貧血等)により、新陳代謝に必要な栄養が全身へ供給されません。同時に各部分で生じる尿毒素や老廃物の回収や代謝が不充分となり滞留します。
4.「泌尿器系(腎臓 膀胱)の不調」
泌尿器に不調が有りますと尿毒素が十分に排泄されず、体内の尿酸が増加し疲労した関節、あるいは損傷(捻挫・打撲等)した関節に尿毒素が蓄積され炎症、変形を引き起こします。

【遠赤療法】
1.「消化器(胃腸)の働きを整え正常化します」
リウマチの方が特に必要とする栄養素はカルシウムとタンパク質です。遠赤療法は胃腸の働きを整え、必要とする栄養の消化吸収を高めて劣化疲労した筋肉細胞や関節組織の再生を促進して基礎体力を向上させます。
2.「ホルモンの分泌やバランスを整えます」
ホルモンの働きを改善し、カルシウムの新陳代謝を正常化します。肝臓の働きを正常化しホルモンバランスを整えます。女性の場合は子宮、卵巣の機能が回復し、女性ホルモンのバランスが整いますのでカルシウムの過剰な消耗がなくなり関節や骨の劣化が改善されます。
3.「全身の血液やリンパ液の流れを整え循環器系を改善します」
遠赤を浴びますと毛細血管が拡張し血行が改善します。血液の循環が改善される事により、リンパ腺へのリンパ液の循環も改善され、関節を含め隅々の細胞 まで必要とする栄養を供給します。同時に関節や細胞に蓄積された尿毒素や老廃物を肝臓や腎臓に運び解毒、排泄します。
4.「泌尿器系の働きを改善し蓄積された尿毒素を排泄する」
遠赤で汗腺を活発にし無理なく発汗することで蓄積された尿毒素を排泄しつつ腎臓、 膀胱の働きを回復させます。腎臓の働きが良くなるに従って、副腎皮質ホルモンの分泌が旺盛になり骨の劣化疲労や老化が抑制され、骨や関節が丈夫になって行きます。

痛みがある都度に入療しますが、体力低下を防ぐために無理に汗をかく必要はありません。
体力が充実するに従って発汗浴の回数をふやして行きます。
主として腎臓の働きを活発にする事を優先するため背中から腰を暖めた後、症状のある各関節を順に暖めますと関節の炎症物質(尿酸等)が代謝減少し痛みが緩和し、やがては改善が得られ、根気よく続ける事で確実に改善が得られます。
水の摂取量を体重の2~3%とし、尿毒素の排泄効率を良くするように心がけなければなりません。
耳介療法を併用しますと各部の疼痛を即効的に緩和します。


低血圧について

【症状】
全身または手足の冷え、貧血、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、頻脈、疲労が取れない等

【原因】
慢性的な造血作用の低下による血液の不足や血液組成のアンバランス、または臓器内出血などにより血液が不足して陥る。詳しくは下記のとうりです。
1.「造血作用の低下による低血圧症」
食事を取ることにより栄養が胃腸で消化吸収され骨、肝臓、脾臓で血液が造られるのですが、この過程で起こる低血圧症の原因は
・食欲の低下や食事の偏りによる栄養の不足(鉄分・カルシウム)
・胃腸の消化、吸収力が低下している
・骨、肝臓、脾臓などに造血能力の低下
2.「臓器内の出血による低血圧症」
・胃腸の潰瘍、痔疾、生理異常、子宮筋腫等の病変による臓器内出血があるために慢性的な血液不足に陥り、低血圧症となる。
3.「ホルモンの異常」
・甲状腺ホルモンやアドレナリン、副腎皮質ホルモンなどの分泌の不調による心拍圧の低下や血管の弛緩により低血圧症となる

【遠赤療法】
1.「造血作用の低下による低血圧症」
遠赤療法は胃腸の働きを活発にしますので造血に必要な栄養の吸収力を高めます。
特に鉄分、カルシウムの吸収が旺盛になりますので骨と肝臓での造血能力が高くなります。同時に基礎体力の向上に必要なタンパク質や糖質、脂質の吸収も良くなり肝臓の働きが徐々に回復し、血液のバランスが整い総合的に貧血はなくなってゆき、低血圧症は改善されます。
2.「臓器内の出血による低血圧症」
遠赤療法は胃腸の潰瘍、痔疾、子宮筋腫、生理異常のある臓器の働きを、回復させますので出血は減少して行き、造血作用が不足分に追いつき、やがて低血圧症は改善されて行きます。
過度に肥大化した子宮筋腫や様々なガンについては、いかに遠赤療法をもってしても十分な結果を得ることはできませんので、状況に応じて医師の外科療法を受ける必要があります。術後に療養と再発防止をかねて遠赤療法を行うと良いでしょう。
3.「ホルモンの異常」
・遠赤療法は内分泌を活発にしますのでホルモンのバランスはやがて整います。

全身浴の入療温度は60℃以上の高温を避けて、心地よい範囲で時間を長めにしてください。
耳介療法で消化器や肝臓、骨髄、血管そして心臓を刺激する事で造血作用や心圧が高まります。
遠赤外線療法との併用は相乗効果があり、改善を促進します。


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