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アトピー性皮膚炎

【症状】
生後数カ月の乳児の場合は赤疹が全身または部分的に認められ、痒みのため睡眠が浅く夜泣きが多くなる。悪化すると頭部にカサブタができて顔は赤くただれ、やがて全身に広がり痒みが強くなります。夜泣きや睡眠不足で神経衰弱に陥りやすい。
2~3歳児の場合には全身の皮膚がカサカサに乾燥し粉を吹いたように見え、ツブツブの湿疹が有り、その痒みが強いために、やはり睡眠が阻害されやすい。
年長児になるにしたがい悪化し皮膚が厚くなり首、肘、膝などの皮膚は堅くザラザラになり、色がついて慢性状態となります。
慢性状態になりますと成人しても皮膚炎は残ります。同時に様々なアレルギー、鼻炎、ゼンソクなどが併在しやすい。

【原因】
大きな原因は3つあります。

  1. アレルギー体質(自律神経の不調)
    アレルギー体質は先天性と後天性があり先天性は父母からの遺伝によるものであり、後天性は生後の生活環境によるものです。
    しかし、アレルギー体質をもっているだけではアトピーは発症しません。

  2. 疲労物質や尿毒性物質を処理する肝臓や腎臓の低下。
    肝臓や腎臓への負担や不調は主に慢性的な疲労をはじめ、良質な水の摂取不足、偏った栄養、長期に渡る薬品の使用によるものがほとんどです。
    疲労物質の蓄積は基礎体力の低下となり抵抗力や回復力を損ないます。
    尿毒性物質の蓄積は後頚部の不調や頭部の不快症状などの原因となり、蓄積が増すほどに症状は拡大して関節炎(痛風・リウマチ等)の原因となることも有ります。
    そのような尿毒性物質は生体の維持機能の一つとして生命活動(主要な臓器器官の働き)に影響が少ない皮膚へ運ばれて汗として排出されますが、発汗が充分に成されない場合は毒素が皮膚に蓄積されて皮膚が過敏な状態となります。
    また、腎臓の働きの低下は副腎の働きも低下させて副腎皮質ホルモンの分泌を低下させストレスなどへの抵抗力や膠原質の減少を招いて細胞同士の密着を弱くして、特に皮膚細胞組織の維持、修復、回復力を損ないます。この第2の原因だけでもアトピーは発症しません。

  3. 皮膚の発汗能力の低下とそれに伴う皮膚の保護能力の低下。
    皮膚は汗腺(エクリン腺)やアポクリン腺、そして皮脂腺を通して体内の老廃物や疲弊物質、毒素等を排出して臓器器官の働きを助けています。
    また同時に排出された各分泌物である毒素等は皮膚を保護する働きをしています。
    汗腺からの汗は皮膚を弱酸性に保ち、皮膚表面を雑菌から守ります。
    アポクリン腺は首、脇下、肘、膝、股間などに多くありリンパ系の毒素を排泄し、リンパ腺の働きを助けます。
    皮脂腺は脂汗とともに体内の有害金属類や有害ミネラル類を排出しながら皮膚の乾燥や各腺から排出された有害物の再吸収を防ぐ働きと雑菌や異物の侵入を阻止しています。
    これら各汗腺の働きが低下すると皮膚への老廃物の蓄積を助長して炎症(湿疹・蕁麻疹)の原因となるばかりか、皮膚の保護作用をも低下させてしまいます。

アトピー性皮膚炎は概ねこれら3つの原因が併発することで起こります。
もともと、自律神経に乱れがなくても慢性的に尿毒性物質を蓄積して湿疹を繰り返しますと、神経的な苦痛により自律神経の乱れが起こりアトピー性皮膚炎へと悪化します。
思春期や更年期にホルモンの乱れにより自律神経の失調が起こり発症することも有りますが、自律神経の乱れと尿毒性物質の蓄積が存在していることに変わりはありません。
アトピーは単純に皮膚の便秘と考えますと理解しやすいと思います。

【アトピーの改善】

  1. 食事
    酸化作用
    合成添加物の多いもの、カップ食品、白糖、古い油、スナック菓子、チョコ類、その他)のある食品を回避し、体内に老廃物を増やさない。
    良質なタンパク、ミネラル、ビタミンの摂取を積極的にこころがけて細胞の再生を促す。
  2. 水の常飲
    体内の有害物を肝臓や腎臓そして各汗腺より排泄するために、良質の水を自身の体重の2~3%相当量を1回にコップ1杯ずつ、1~2時間ごとに飲む事で排泄と発汗の促進に役立ちます。
    ここでの「良質の水」とは最低限、浄水機を通した水を指し、水分(水道水、ジュース等の飲料水、ミネラルウオーター、お茶、一度沸かした水やスープ、味噌汁等)ではありません。決定的な「良質な水」と「水分」の違いは水自身の溶解力の差であり、体内毒素はすべて水に溶けなければ肝臓や腎臓で処理されないためです。
  3. 発汗の促進
    身体を冷やしすぎないよう気をつける。積極的に運動をして体内深部より暖めて発汗しやすくする。ぬるめの湯(37~38℃)にユッタリと入浴する。
  4. 皮膚のケア
    自身に合ったローション(保湿・保護する)を早く見つける。万人に適応するローションはありませんので他の人の意見を参考に各種を試す。
    他に保護としてホホバオイル、オリーブオイル(食用の緑色のもの)、メンソレータム(非ステロイド)など、痒みに対して非ステロイド系のアンダーム、ラナケインSなどを使用し皮膚細胞を傷めないようにする。
  5. 強酸性水の使用
    水道水を特殊な装置で電気分解されて生成されます。強酸性水はPHが2.7以下の酸性を示し、アルコールを凌ぐ殺菌力があります。また、整肌作用と鎮静作用があり治癒回復を促進します。
    入手できない場合はお問合せフォームでご連絡ください。(2000cc/1000円+送料)
  6. ギー(インドバター)の使用
    ギーはアーユルベーダ(中国医学の元となったインドの生命科学)の中に最高の油として紹介されています。古来より薬として使用され、実際に傷や火傷、皮膚炎などに塗布しますとほとんどの場合、炎症が鎮静されて痛みや痒みが短時間で改善します。また、抗菌作用があるようで、雑菌の繁殖を抑制し治癒を促進します。
    《 ギー 》入手できない場合はお問合せフォームでご連絡ください。
    100ml/2000円・20ml(携帯用)/500円 ※各送料別
  7. その他
    良いと思われる事は積極的に取り入れる。
    ネガティブな精神作用は症状を悪化させるので廻りに悪影響が無いならば理屈ではなく感性に重点をおいて行動する。


【遠赤療法】
遠赤外線療法は大変に有効で例外なく改善します。
主な効果として、
1.痒みを緩和します。
2.痒みの元である尿毒性物質を解毒分解し排尿、発汗を促進して排泄します。
3.皮脂腺が活発になり脂汗が出る事で皮膚が保護され治癒が促進されます。
4.アレルギー体質(自律神経の不調)そのものを改善します。
1日に体重の2.5~3%等量分の水をこまめに分けて飲み、2~4回の遠赤療法を行います。


喘息

【症状】
気管や気管支が収縮しヒューヒューと喉が鳴り、呼吸が速くなる。やがて、連続的に咳が出始めて呼吸が困難な状態へと進行する。

【原因】
根本的に気管または気管支が弱いという問題があります。
気管、気管支が弱い人の咽喉に抗原(ダニ、ほこり、動植物の毛、他異物)が侵入しますと、その刺激により自律神経が過剰に反応して、気管や気管支の収縮が起こり発症、発作となります。
運動後に起こる発作は荒い呼吸のために抗原の有無に関係なく気管、気管支が刺激されて収縮して起こります。
慢性化しますと不安定な精神状態で発作は起こります。
入眠時の発作は自律神経の副交感神経が過剰に働き、気管が急激に収縮するために起こります。
腎臓の働きは非常に重要であり、腎臓が弱るにつれて尿毒性物質が増えて、気管や気管支の粘膜に分泌され働きを更に低下させます。
平行して副腎ホルモンの分泌も低下して自律神経の不調が回復しにくくなります。

【遠赤療法】
ゼンソクはアトピー性皮膚炎と並び、アレルギーの最たるもので両方を患っていることも珍しくは有りません。
一般的に行われている治療法は「抗原の特定とその排除、気管支拡張剤、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)、精神安定剤の処方で発作を抑制する」という対症療法に終始します。
しかし、このような対症療法では根本的な改善を望むことは難しいことと考えています。
根絶的な改善方法は「身体の新陳代謝を正常にする事」です。

全身への遠赤療法は自律神経の失調を即効的に復調させます。
根気よく毎日、入療を続けますと腎臓の働きが活発になりますので尿毒性物質を旺盛に排泄します。
同時に副腎皮質ホルモンの分泌も旺盛になり自律神経が強化されます。
副腎皮質ホルモンの安定した分泌は後に発症する可能性が有るアトピーや鼻炎など、アレルギーの予防にも重要です。
補助的に、尿毒性物質の排出を助けるために体重の2.5~3%等量分の水を毎日、飲む必要があります。
遠赤療法で症状が改善されるに従って担当の主治医と相談しながら使用する薬品の種類や量を減らすようにして下さい。

耳介療法により気管支を拡張する事で喘息発作の減少と軽減ができます。遠赤外線療法と併用する事で発作を予防し,やがては治癒へと導きます。


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