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【症状】
女性の閉経期、あるいは男性の倦怠期に前後して起こる自律神経失調症を更年期障害と呼びます。
症状は自律神経失調症と同様の不定愁訴に加え生理の不順や不整出血などが現れます。
【原因】3のタイプに分類されます。
1.ホルモン移行型
女性には年齢や肉体の成熟にあったホルモンバランスがありますが、熟年期にかかる50歳前後数年の間に起こる閉経に伴う卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)等の女性ホルモンのバランスや分泌の自然な変移が急激に移行するために自律神経の不調が引き起こされておこる本来的な更年期障害。
2.自律神経失調型
30~40歳代での生活環境でのストレスや疲労が原因で自律神経が不調となり、各ホルモンの分泌や子宮、卵巣の働きやリズムに乱れが生じ、生理不順や閉経が現れる疲労性の更年期障害。
3.臓器機能低下型
卵巣膿腫や子宮筋腫、子宮内膜症あるいは子宮ガンなどの病巣があるために安定したホルモン分泌ができず自律神経が失調し更年期障害と同様の症状が現れます。
いづれも結果的にはホルモンバランスの乱れ、自律神経の不調、臓器機能の低下という3つの事が重複し、症状も不定愁訴を含む生理不順や閉経、不整出血、そして自律神経の失調が現れますので同じ更年期障害かと思われがちですが、それぞれ違うものです。
発端となった原因を改善しますと必ず症状は好転します。
【遠赤療法】
自律神経失調症と基本的に同じです。
遠赤療法を続けますと女性の場合は子宮、卵巣の働きが年齢相応の働きとなりホルモンバランスが整い、男性においても様々な不定愁訴は改善されて行きます。
生活の中に自分の趣味や楽しみを取り入れて行きますと、より早い改善がなされます。
1~3年前に閉経した場合では遠赤療法を続ける事で肉体の若返り効果で月経が再開し、後に障害がないままに自然閉経します。
耳介療法を併用しますと身体と神経的な不快症状を即効的に緩和または消失させて改善を促進します。
【症状】
自律神経は内臓諸器官の働きを制御する役割の神経で覚醒時も睡眠時も24時間の間、常に休む事なく働いております。
その働きを表す例を上げますと、速足または駆け足をしますと呼吸数や心拍数が高まります。
これは運動をした際に身体が必要とする酸素を多く取り入れるためと栄養を筋肉組織へと送り届けるためです。
運動を中止し、身体を休めますと、やがて呼吸と鼓動は落ち着きます。このように身体の状況に応じて内臓の働きを調整、制御して健康状態を保つ役割をする重要な器官なのです。
自律神経の働きに不調が起こりますと本来であれば起こり得ない身体症状が現れます。
例えば軽度な自律神経の不調がある場合には季節や住環境によって、目や鼻の粘膜などにアレルギー性の炎症を起こす事があるくらいで、自律神経失調症とは呼びません。
強度な自律神経の乱れがありますと内臓諸器官の働きにも影響が現れますので自律神経失調症と呼びます。
自律神経失調症により現れる症状は消化器系の場合、胃炎、潰瘍、下痢、便秘、胃酸過多、消化不良、腸管狭塞などがあります。
循環器系では高血圧、低血圧、頻脈、冷え性、手足指のしびれ、めまい、のぼせ、レイノー症、耳鳴りなど。 呼吸器系では気管支炎、ゼンソク、鼻炎、チアノーゼなど。 排尿器系では頻尿、多尿、膀胱炎などです。 ほかの症状として、皮膚炎、頭痛、肩凝り、不眠、ウツなどの不定愁訴が現れます。
【原因】
進学、進級、引っ越し、転職、職場での対人関係等の生活環境の変化によるストレスによるものや、思春期や熟年期のホルモンバランスの移行変化など。
他に神経疲労、肉体疲労、睡眠不足、栄養不良、頚部や肩凝りなどによるものも多い。
【遠赤療法】
遠赤外線療法は自律神経を復調させます。
軽度の失調であれば一度の遠赤施療で十分な効果が得られますが、永い期間に渡り自律神経の不調があった場合には臓器の働きも低下していますので臓器の働きが改善されるまで継続して遠赤療法を続ける必要があります。
自律神経と内臓の働きが改善され正常になっていても、生活環境に自律神経が失調した原因が依然としてあるときには、再度、自律神経失調に陥ることがありますので、その生活環境の改善も必要となる事があります。
ホルモン等の内分泌系の乱れによる自律神経失調は遠赤療法で穏やかに整えることができますので改善が可能です。
入療前に水を1~2杯お飲みください。発汗浴後、水シャワー浴を行うと効果的です。
自律神経の不調による身体症状が著しい場合は耳介療法を併用します。
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